朝一番や長時間使用していなかった後に水道水を使うときは、少し流してから使うと良いと言われています。
その理由は、主に配管内に滞留していた水の水質を考慮したものです。
■主な理由
1. 金属の溶出
配管(特に古い鉛管や真鍮製の蛇口)から微量の金属が水に溶け出すことがあります
水が長時間配管内に留まっていると、この溶出量が増える可能性があります
2. 塩素濃度の低下
水道水に含まれる消毒用の塩素が、時間とともに減少します
滞留水は消毒効果が弱まっている可能性があります
3. 水温の上昇
夏場などは配管内の水温が上昇し、わずかながら細菌繁殖のリスクが高まります
■推奨される対応
バケツ1杯程度(約10リットル)を流してから使用
流した水は、掃除や洗濯、植物の水やりなどに活用できます
特に乳幼児や妊婦がいる家庭では、念のため実践することが推奨されています
ただし、日本の水道水は基本的に安全基準を満たしており、現代の配管では鉛管もほぼ撤廃されているため、過度に心配する必要はありません。気になる場合の予防的な対応として理解するとよいでしょう。